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城崎温泉街

 1,400年もの歴史を持つ、狭い谷間に開けた山陰の名湯。城崎温泉の町並みは、城崎の中心を流れ、円山川まるやまがわを経て日本海へと注ぐ大谿川おおたにがわ沿いにある。JR城崎温泉駅を降りると、昔ながらの風景が現れる。城崎の町並みは古くから「駅は玄関、道は廊下で宿は客室。土産物屋は売店で、外湯は大浴場」と言われている。
 大谿川沿いには、木造2階〜3階建ての古き旅館が立ち並び、その中には小説家の志賀直哉が湯治をした三木屋などを始め、風情を漂わす様々な旅館がある。
 温泉街には、鴻の湯こうのゆと言われる最古の湯を始め、7つの外湯が立ち並び、温泉客はこれを楽しみに訪れると言う。掘割のような大谿川には玄武岩の護岸や石づくりの太鼓橋が、数十mおきに架かり、柳の緑が川面に影を映す情緒溢れる町並みである。春には約150本の桜が大谿川に咲き、散った桜の花びらが流れ、花筏となる。
 1963年(昭和38)には温泉街と、大師山山頂を結ぶ城崎ロープウェイが開通。山頂から眺める城崎温泉街には歴史が感じられる。
 また、駅通りや大谿川沿いで、無電柱化事業が進められており、景観づくりが行われている。

所在地 豊岡市城崎町
文化財指定 豊岡市景観条例景観形成重点地区
問い合わせ 城崎温泉観光協会 TEL0796-32-3663
関連サイト https://www.kinosaki-spa.gr.jp/
備考 ※ガイドあり