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ホタルイカ(2016ふるさと特派員撮影)

 海の妖精とも言われるホタルイカは、胴の長さが6〜7cmとひとくちサイズの小さなイカで、日本近海に広く分布しており、普段は主に沖合の水深200mよりも深い海域に生息している。
 ホタルイカは富山湾の特産として知られているが、1987年(昭和62)、浜坂漁港で本格的にホタルイカ漁を始め、今では日本有数の水揚げ量を誇るようになった。
 日本で一番早い3月から漁が始まり、5月頃までが旬。ホタルイカが出回り始めると、但馬にも春がきたしるし。
 ホタルイカはその名が示す通り発光するイカとして有名。ホタルイカの発光器は構造から3つの種類に分けられ、それぞれ腕発光器、眼発光器、皮膚発光器と呼ばれている。光を発する理由は、威嚇のためや、外敵から身を守るためと考えられている。
 身はあっさりと淡泊な味。一方、内蔵は旨味成分のひとつであるアミノ酸が多く甘味が強いので、はらわたごと味わうと特においしい。生ならコリッとした歯ざわり、ゆでればむっちりとした旨味が楽しめる。内蔵はビタミンA、Eがウナギ並に豊富でカロリーは半分以下。低脂肪EPA、DHAの比率も高く健康によい食材として注目されている。

所在地 豊岡市、香美町、新温泉町
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